1976年11月発売
栄光の岩壁(上巻)改版栄光の岩壁(上巻)改版
戦前に幼少時を過した竹井岳彦は18歳のとき八ヶ岳で遭難し、凍傷によって両足先の大半を失う。戦後の荒廃した雰囲気の中で、青春を賭けるものは山しかないと考えた岳彦は、鴨居からロープを吊して、まず歩行訓練をはじめる。やがて“ない足”を甦らせて、未登攀の岩壁をつぎつぎと征服し、強烈な意志の力と不屈の闘魂によって日本一のクライマーにまで成長していく…。
栄光の岩壁(下巻)改版栄光の岩壁(下巻)改版
“六文足”の竹井岳彦は水戸で運動具商を営む美しい女性のもとに婿入りする。しかし岩壁への執念は断ちがたく、ひたすらヨーロッパへの憧れはたかまる。最初、アイガー北壁に挑むが、持ち前の慎重な判断力により途中断念する。再度、血みどろの足をひきずり、日本人としてはじめてマッターホルン北壁を征服する。実在の人物を素材にして、あらゆる困難にうちかつ男を描いた長編小説。
少女地獄少女地獄
彼女を生かしたのは空想です。彼女を殺したのも空想ですーー 可憐な美少女・姫草ユリ子。彼女は接触するすべての人間に好意を抱かせる天才であり、虚構の天才でもあった。 一つの嘘を支えるために、新たな嘘をひとつつく。夢幻に増幅された嘘が綻びはじめたとき、虚構に生命をかけていた彼女が、選んだ道とは……。 3つの異なる書簡で綴られる表題作のほか、「女坑主」「童貞」などを収めた短編集。 ※カバーの絵柄は(株)かまわぬのてぬぐい柄を使用しています 少女地獄 童貞 煙を吐かぬ煙突 女坑主 解説 松田修
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