著者 : 駒井哲郎
海と毒薬海と毒薬
腕は確かだが、不愛想で一風変わった中年の町医者、勝呂。彼には、大学病院の研究生時代、外国人捕虜の生体解剖実験に関わった、忌まわしい過去があった。病院内での権力闘争と戦争を口実に、生きたままの人間を解剖したのだ。この前代未聞の事件を起こした人々の苦悩を淡々と綴った本書は、あらためて人間の罪責意識を深く、鮮烈に問いかける衝撃の名作である。 解説のほか、本書の内容がすぐにわかる<あらすじ>つき。 ※カバーの絵柄は(株)かまわぬのてぬぐい柄を使用しています あらすじ 中村明 第一章 海と毒薬 第二章 裁かれる人々 第三章 夜のあけるまで 解説 平野謙
一九五二年日航機「撃墜」事件一九五二年日航機「撃墜」事件
昭和27年4月9日、羽田を離陸した大阪経由福岡行の日航機「もく星」号は 伊豆大島の三原山に激突、全37名の命が奪われた。 米人パイロットと米軍管制官の間にどんな交信がなされたのか。 全員救助の報が絶望に変わる一夜の間に、米占領軍で何が画策されたのか。 犠牲者のひとり、ダイヤ密売の美女は何者なのか。 世を震撼させた事件の謎に迫り、「40年目の真実」を明らかにした、 完結した長編としては巨匠生前最後の作品となった渾身のノンフィクション・ノベル。
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