2004年7月21日発売
実力派として知られていた紗野葉子の待望のデビュー盤。12曲中7曲で西海岸のビッグバンド、フランク・キャップ・ジャガーノートをバックに従えての堂々たる歌唱は圧巻。田辺充邦とのデュエットによる小品(4)もキュートな味わいで魅せる。
ここ最近では“ノリ・ダ・ファンキー・シビレサス”と双璧を成すインパクトの名前を持つ、眉目秀麗ミュージシャンのデビュー1周年シングル。グラマラスな(1)に対し、かつてのGLAYの軽快さにも通じる(2)と好曲が続くが、まだ名前に歌世界が押され気味。
アテネ五輪公式応援ソング(1)を歌う女性シンガー・ソングライターの4作目のアルバム。他にも(5)(8)などエール・ソングもいいが、歌い続ける自分に問う(9)は、心の底からの熱唱に聴き惚れさせる。生楽器を強調した(10)と続けて聴くと、五輪にも劣らぬ感動あり。★
ギタリスト樹音を中心に始動した3ピース・バンドのファースト・フル・アルバム。ヘヴィなサウンドに突き抜けた明るいメロ、と古き良きロックを踏襲しつつ、若さに反比例する引き出しの多さで聴くものを圧倒。そんな三人のパンク魂が炸裂した渾身の15曲。
77年に録音したスコットのデビュー作。ビル・ベリー(tp)との2管クインテットで古めのスタンダードをじっくりと演奏する様子は、とても20代はじめの若者とは思えない余裕と寛ぎに満ちている。驚異の新人ならではのさっそうとした演奏。厚紙ジャケットの高音質xrcd。
人気の変化にかかわらず、あの時、この時に出会った素敵なジャズへの感性を今なお一生懸命伝えようというブルーベックだからこそ“芝居の書き割りの月みたい”なんてタイトルも活きてくる。ノスタルジーを感じた時のホンワカとした気分て〜のは堪らなくイイもんだ。★
トランスの最先端の音を紹介する、ハード・トランス・シリーズ。ハード系では人気No.1のDJ UTOによるミックス。全曲が日本初CD収録なのも嬉しい。
ドクター・ドレーの秘蔵っ子と言われた女性シンガーの2年ぶり2作目。ディーヴァを思ったシンプルなサウンドに激情に走らぬ抑制きかせた歌唱、ゆえに押し殺したような凄みが滲む。注目の新レーベル主宰者ラファエル・サディークの制作は数曲だが、これは! という曲に彼の影あり。
個人的に2004年のフジロックのベスト・アクトは彼らだった。すでに35年のキャリアを持ちながら、音楽への純粋な愛情と学生バンドのような新鮮さを微塵も失っていない4人組によるアルバム。これまでの作品に比べると、若干シリアスなのは時代のせい?
さらに惑星の名を広めんと、既発表曲の中から代名詞的な曲を選び再録音。土屋昌巳のディレクションによるアナログ録音を敢行した各曲からは、激しさ一辺倒ではないリリカルな魅力も嗅ぎ取られたい。日本のオルタナティヴ・ロックの系譜に連なる危うき3曲。